退会時に気を付けるべきこと。
これまでのコラムを読んで退会しようと思った方も多いことでしょうが、イザ退会を申し出るのは勇気がいると躊躇しているかもしれません。
しかし、このまま時間だけ過ぎても何も解決しないで同じ状態が続くだけです。
いつかすることであれば早くスッキリした方がいいのです。
さて退会をするときに文書ではなく口頭で通告した場合や、文書を送ったのに誰かが訪ねて来て慰留された場合などにはどのように対応すれば良いでしょうか?
それは冷静になることです。
ついつい感情が先走って大声を上げたり、相手を罵倒したくもなるでしょうが、それはあまり効果的ではないばかりか火に油を注ぐことになり、退会できても後々にしこりを残すことになりかねません。
心構えとしては、対応している相手を決して敵だとは思わないことです。
もしかして彼らも本心では町会や自治会をやめたいのかもしれません。
仕方なく過去の慣習に従っているだけであり、内心は疑問を持っているかもしれません。
ある意味「かわいそうな人」なのかもしれないのです。
そのような前提で対応すればどうでしょうか?
一歩下がって相手の立場で考えてみるのです。
いやいや参加して来たからこそ、辞める人をズルいなんて思うのかもしれません。
話し方によっては彼らも味方に付けることも不可能ではありません。
まずはあなたが退会した後に、彼らもじっくり考えてみたら退会に傾くかもしれないのです。その可能性は大いにありますね。
そのためにも、決して感情を高ぶらせることなく、落ち着いて「事実」を話すのです。
決して強制されるべきものではないことや時代の変化などについて語り、これ以上は自分を偽ってまで参加することはできないと言えば良いでしょう。
事前の知識の習得が必須であることは言うまでもありません。
もし彼らもやめたいのだという本音をチラつかせて来たならばチャンスです。
ぜひ協力しますよと言って置きましょう。
一部の役得者以外の役員たちも決して悪い人ではないのです。ただ周囲に同調しているだけであるとか、正しい情報を知らないということなのです。
相手を怒らせてしまっては何にもなりません。
気持ちよい退会ができるように、その辺はしっかりと心構えをしておきましょう。