自治会・町会問題研究所

先見性と合理性で矛盾点を洗い出し、見えない真実を追求することをモットーとする。

千葉県船橋市にある町会についての諸問題を提起し、加入の任意性を担保すべく啓発活動を行うことを目的とする。
そこに住んでいれば自動入会みたいな強制性を排除すべく自由意志でのみ加入できるようにすることを目指す!


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全国各地で自治会問題に苦しんでいる方々への手助けになれば当方も光栄です。

当ブログの見解は事実に基づく個人的見解を含みます。
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反射的利益とは---未加入者への攻撃は的外れ

町会・自治会は前述の通り「加入義務のない任意団体」です。

趣旨に賛同し素晴らしいと思えば入会すればいいのです。


よく町会に入らないで利益だけを受けているのはズルいとか、フリーライダーだなどという持論を展開する人がいますが、果たしてそうでしょうか?


町会が設置した街灯の下を未加入者は歩くな!などと言う人もいます。


街灯は本来は市役所が設置するべきものです。しかし行政にも予算がありますので、すべての場所にすぐに設置することはできなかったのです。

それじゃ、自分たちで設置しようと言う声が上がって町会が設置したという歴史的経緯があるのです。


こんなことをしたいと誰かが思って実行することは法に触れない限り自由です。

しかし、そう思わない人にも協力しなさいなどと言うことはできないのです。

何かをしたことによる結果、第三者に利益が及ぶこともありますね。

これを法律的には「反射的利益」と言います。

しかし、それに対する対価を要求することはできません。

誰かが勝手に何かを始めておいて、おまえらにもいいことだから金を出せ! なんてことにはならないのです。


たとえば、9chに「TOKYO MX」というテレビ局がありますね。この放送局は厳密には東京都だけを対象とした放送区域の民間放送局です。しかし結果的に船橋市でも普通に受信できてしまっていますよね。だからと言って「都民以外は見てはいけない」などとは言われません。口の悪い人は「電波泥棒」などと言いますが、そんな根拠もありません。

「街灯の下を歩くな!」はそれと同じようなことなのです。


さらに市役所はきちんと電気代などの対価を町会に補助金として支払っています。

そのようなことを考えれば、未加入者が街灯の下を歩くことは何の問題もないのです。

通過する区域外の人や、訪問者、観光客、外国人だって入って来ます。


おかしなこじつけの言いがかり理論だということが分かるでしょう。

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