大きすぎる町会・自治会組織の問題点。
当町会は世帯数が1015以上あると言います。今はもっと増えているでしょう。
12のブロックに分かれ、1つのブロックに10程度の班があります。
「ご近所」と言えるのはこの「班」のエリアだけではないでしょうか?
「班」はだいたい10-20程度の世帯数で構成されています。
この範囲であれば、だいたい面識はあると思いますが、一歩「班」を出れば近くの人であっても良く分かりません。よく見る人だねと思っていても、名前はおろかどこの誰であるかも分からないでしょう。
これがここの町会エリアの現実です。
町会の目的のひとつに「親睦」というのがありますが、1000世帯は非常に多い数であり、またそのエリアも広くなってしまいます。
仮に1000世帯が一同に会しても何がなんだか分からなくなってしまうでしょう。
何事も、ちょうど良いという最適な数というものがあると思います。
隣接する町会・自治会には50世帯くらいのところや数十世帯のところも多くあります。
地図に各家庭の名前を書いた看板を道路に出していたりしますね。
そもそも何の根拠を以って「町会・自治会のエリア分け」というのが決まったのでしょうか? いろいろ考えれば疑問だらけですね。
本当に意思疎通をして実効性のある町会・自治会活動をするのに、組織が巨大化しすぎるのは弊害が多いと思いますが、どうでしょうか?
「ご近所」の関係ではなく、顔が見えない関係のところに出て行って何かをするということに対して意味を見いだせない人もいるかと思います。
行事などの参加率が低いのも、このような組織の巨大化がひとつの原因かもしれません。
これでは1つの連合会並の世帯数になってしまいます。
もはや活動が遠いところの存在になってしまっているのが現状でしょう。
義務感だけでなんとなく入会している・・・。
本当に意味のあるものにするにはどうしたらよいか?
多くの会員の本音をすくい上げて、叡智を絞っていただきたいと思います。
(追記:2017.09.29)
世帯数やブロック数については常に変動していますので、あくまでも目安とお考え下さい。7月現在では978世帯と公称されています。(連合会HPより。)