自治会・町会問題研究所

先見性と合理性で矛盾点を洗い出し、見えない真実を追求することをモットーとする。

千葉県船橋市にある町会についての諸問題を提起し、加入の任意性を担保すべく啓発活動を行うことを目的とする。
そこに住んでいれば自動入会みたいな強制性を排除すべく自由意志でのみ加入できるようにすることを目指す!


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全国各地で自治会問題に苦しんでいる方々への手助けになれば当方も光栄です。

当ブログの見解は事実に基づく個人的見解を含みます。
記事を見て実行した結果に於ける責任は負いません。自己責任に於いて実行をお願いします。

神社と町会の関係は?

神社と町会や自治会。
一見関係がないように見えますが、実は切っても切れない深い関係にあります。
昔から一体となって地域で認識されてきたのです。


しかし現在の憲法では「信教の自由」というのがあります。
つまり、信じる自由、信じない自由というのがありますので、一律に町会として神社に関した行事などを行うことには問題があると言えるでしょう。


全国各地で神社と町会・自治会に於けるトラブルは散見されるところです。
よくあるのは神社の寄付や費用を町会費と一緒に集金することです。
しかし、町会費と神社経費はまったく別個のものであることから、一緒に集金することは違法であるという判決が出ています。


地域によってはその区域に住む者は「自動的に氏子になる」という解釈をしている場合があります。生まれて来ること、住むこと、そして土地も氏神様のものだ・・・。
神社に仕えることは当然である・・・。
そのような考え方もあるでしょうが、はあ?それって何? まったく理解できないと思う人も多いと思います。
船橋市内の町会の場合は新興住宅地も多いので、そこまでの神社との関係性は見られませんが、実はつながりがあります。


某町会会館。建設費は船橋市役所が2/3を負担していますが、残りは町会費と寄付から出ています。そして土地は神社が無償で貸与するということになっています。
つまり、町会会館は神社の敷地内に建設されたのです。
昔から神社と町会の深いつながりがあったことを物語っています。


以前、こんな回覧が回ってきたことがあります。
それは七五三の案内でした。
なんだか変だぞ。そう思わずにはいられませんでした。
回覧板を作成して回すことも、労力とコストがかかっていますよね。町会とは関係ない「神社の広告」を回覧板で回すことに合点が行きませんでした。


「どうして町会が神社の広告活動を無償で請け負わなければならないのか・・・?」


この付近の人たちは七五三をするにしても、船橋大神宮とかもっと大きな神社に行くのが普通です。地元と言えど、小さな神社に行く人は少ないのでしょう。
そこで町会を使ってPRですか・・・・。


本当に唖然としてしまいました。
町会が神社に協力するのは変だと思いましたが、会館の土地を借りているという負い目があるから実行したのかもしれません。


いずれにしても一般会員にとってはそれはどうでもいいことです。
政治の世界でも政教分離は厳しく言われていることですから、町会というさまざまな思想の持ち主がいる団体が1つの宗教と癒着することは好ましくないと思います。
場合によっては個人の信条を侵すことにもなります。


神社は宗教ではなく、地域のシンボルである。
そのような見解を言う人もいますが、神社庁という上部組織があり、宗教法人法による税制優遇も受けていますので、その理論は成り立たないと思います。


過去のしがらみとは決別して健全な運営をして欲しいものですね。

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