自治会・町会問題研究所

先見性と合理性で矛盾点を洗い出し、見えない真実を追求することをモットーとする。

千葉県船橋市にある町会についての諸問題を提起し、加入の任意性を担保すべく啓発活動を行うことを目的とする。
そこに住んでいれば自動入会みたいな強制性を排除すべく自由意志でのみ加入できるようにすることを目指す!


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全国各地で自治会問題に苦しんでいる方々への手助けになれば当方も光栄です。

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班長の仕事

ここの町会は世帯数が1015もあります。今はもっと増えているでしょう。
この巨大な組織はどのようになっているか?
(※2017.8.28加筆、2017年7月の世帯数は978です。ホームページより引用。)


地域を12のブロックに分けています。
そのブロックの中に10個程度の「班」がありますね。
身近な近所の10-20軒で1つの「班」を構成しています。


班長は名のごとく班の代表者です。
もっとも身近な役であり、体験した方も多いのではないでしょうか?


その班長の選出方法。
みなさんのところではどうやって決めていますか?
推薦、くじ引き、輪番制・・・・。立候補はまずないでしょう。


班長くらいなら・・・と仕方なくみんなやっているのでしょうか?
具体的にはどのような仕事があるのでしょうか?


まずは回覧板の管理。
各ブロックに2名いる理事から回覧板についての指示が来ます。参加申し込みなどの場合は期限を決められ、「至急」で回さなければなりません。
その申込用紙を持って理事宅まで届けることになります。
参加者のいる行事ではグッズの配布や回収、祭りの飲食代金の集金などもあります。


また配布物が回って来ることもあります。防虫剤などがあります。それを各家庭に届けなければなりません。


班長は名のごとくその班の代表者です。
4月には会費集めがあります。各家庭を回って年額3600円を集金して理事宅に届けます。
不在の家などもあり、結構しんどいかもしれません。
1年分をまとめて集金する班もありますが、半年ごとの場合もあるでしょう。
さらに臨時の募金などがある場合もあるかもしれません。



そして、入退会の管理もあります。引っ越してきた人を入会させたり、退会者や死亡者などがあった場合の届け出などもすべてすることになります。


またゴミ置き場の管理なども任されている場合があり、各家庭からの要望や苦情を処理して理事などに相談する場合もあるでしょう。


今のところ会議や行事参加などが強制させられる事態には至っていませんが、なるべく参加するようにとの要請はあるようです。


班長の任期は1年ごとに交代する場合が多いようですが、いろいろと大変なようですね。


また各ブロックから2名選出する「理事」もこの班の中から出さなければなりません。
1ブロックに10班あるとすれば、2年任期の理事が10年に1度、各班に回ってくるという計算になります。
理事の仕事は班長の仕事をはるかに超越する過酷さであります。いずれ機会を見て理事の仕事についても紹介したいと思います。


近頃は近隣関係が希薄化して普段の交流は少なくなっています。挨拶程度の交流であり顔が分からない場合も多いでしょう。そういう中で何かの要請や活動をしていくのは非常にきついと感じる人も多いのではないでしょうか。

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